ヒントが満載!団体旅行TIPS

個人情報保護が強調され出す前後で変わった団体旅行

2016年08月16日

国内旅行でも海外旅行でも最近のツアー型団体旅行はいずれも殆どが見知らぬ者同士が同じ内容のツアーが気に入って申し込んだため、偶々、出発する集合場所に集まり、初めて顔を見る人たちが旅行会社の組んだ旅程期間中だけ同一行動する旅行です。一昔前の団体旅行では集合場所で添乗員から同じツアー参加者の名前の他に住所、中には、電話番号まで記載された名簿票を手渡されたことがありましたが、たったこれだけの情報を見ただけでも見知らぬ者同士でも顔を見合わせて会話を始めるきっかけがあり、旅行が終わった後で付き合いを続ける機会がありました。ところが、最近は個人情報保護の強調される時代ですから、集合場所で添乗員から点呼されても名前だけ呼ばれるだけです。旅程期間中に休憩時間などで行動を共にしても住まいがどこの人かも分からない人達が寄り集まっても時間つぶしに他愛ない世間話をするだけです。

旅行終了時点で解散場所に集まり再度、確認の点呼を受けたら別れていくのが今風に流行っているツアー型団体旅行です。これに対して、最近でこそ事業所単位の社員旅行が華やかだった高度経済成長時代と比べると大人数で出かけるバス旅行が少なくなりましたが、社員全員で出かける代わりに事業所内の希望者だけで温泉等に出かけているようです。かつては職場内で相手の趣味や性格まで知り合った仕事仲間がゆっくり酒でも飲み交わしながら親交を深めて職場内の風通しを良くすることを目的として数多くの企業が主に温泉地へバスを連ねて出かける風景が日本中の工場地帯でみられましたが、この雰囲気は今でも形を変えた社員旅行に引き継がれています。

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