添乗員が同行し、出発地から解散場所までバスその他の交通機関で移動することができる団体旅行は、自分で旅行の計画を立てるのが苦手な人におすすめです。あるいは、何もかも自分で手配する旅行では、頼れる人がいないため、何らかのアクシデントがあった場合に備え、頼りになる存在がいてほしいという人にも向いています。
昨今、台風や雨、地震などの自然災害が頻発するようになり、ひとたび災害が起これば、交通機関の乱れは必至です。添乗員が同行してくれる団体旅行であれば、交通機関がストップして旅行先で足止めを食らったとしても、添乗員が何とかしてくれるでしょう。
こうした安心を保険代わりにするならば、団体で行動する際に必要になる制約も、致し方ないと納得できます。そんな団体旅行の料金は、通常、旅行会社などに参加を申し込んだ際に支払います。支払いは現金やクレジットカード、さらには旅行会社が発行する旅行券なども使える場合があります。
その支払い方法は、旅行会社の店頭で申し込むか、電話やインターネットサイトから申し込むかなどによって変わってきます。申し込み方法によっては、指定された旅行会社の口座に振り込みという場合もあるでしょう。いずれにしても、支払いが行われたのが確認されるのを持って、正式に旅行への参加が決定となります。
人気のある旅行先や、土日祝日を利用していく場合は、参加者が多くなることが予想されるため、早めに参加受付を開始します。早くに申し込みをする旅行で多いのが、申し込んだ時は行く気満々で、予定もしっかり入れておいたのに、直前になってどうしても断れない予定が入ったり、体調を崩してしまったといった、予期せぬ事態が起こることです。
旅行に行けなくなってしまったらキャンセルしなければなりませんが、その際、旅行会社はキャンセル料を取っています。キャンセル料は旅行会社毎に決まりを設けており、出発の何日前からキャンセル料が発生すると明記しています。
申し込みの際には、いつからキャンセル料が発生するのか、さらに、その金額はいくらなのかをしっかり聞いておくことが大事です。キャンセルせずに済むのが一番ですが、もしものことを考えると、知っておくべき大事な料金です。
すでに旅行代金を支払っていますので、旅行の参加を取りやめた場合、このキャンセル料がどのように返金されるかも知っておくと安心です。キャンセルを申し込んだ際に、旅行会社の方から必要なことを言ってくれますが、自分でも知っておくと手続きに漏れがなくて済みます。